ハリネズミの飼育下の平均寿命は何年?10年生きるってホント?

ハリ博士

飼っているハリネズミが長生きしてくれることを、飼い主さんはみんな願っておるのじゃ!

キッドくん

限られた時間の中で、たくさんの愛情を持って育ててほしいな。

ハリ博士

少しでも長い時間ハリネズミと一緒にいられるように、適切な飼育環境と正しい知識で育ててあげるのじゃ!

この記事でわかること

ハリネズミの平均寿命
ハリネズミが短命といわれる理由
ハリネズミの命の大切さについて
長生きさせるための10箇条

目次から読みたいページに行けるのじゃ!
目次

ハリネズミの平均寿命はどれくらい?

ハリ博士

ハリネズミの情報サイトを見ていると、たまに間違った情報を堂々と載せているのを見かけるのじゃ!

キッドくん

この前、飼育下のハリネズミの寿命は10年ですって書いてあるサイトを見つけたよ!

ハリ博士

ばかも~ん!
どこの噓つきサイトじゃ!
確かに10年長生きしてくれたらうれしいのじゃが……。

キッドくん

でもおではハリネズミの長寿記録でギネスを目指したいな♪

ハリネズミの平均寿命

3~5歳前後

ハリネズミの平均寿命は約3~5年といわれています。
他サイトで8~10年と記載されているのを見かけたことがありますが、残念ながらそこまで長生きのハリネズミを見たことがありません。

ハリネズミの寿命が短いといわれる一因

年をとると病気になりやすい

ハリネズミは3歳を過ぎるとさまざまな病気を発症しやすくなります。
特にガンなどによる腫瘍や、ふらつき症候群、メスの場合は子宮系の疾患など命にかかわる病気が多いのも事実です。

こうした病気は予防が難しいため、早めに飼い主が気づいてあげることと、速やかに動物病院を受診し治療してあげることが大切です。

病気が発覚した頃には手遅れになることも

ハリネズミは自分の不調を飼い主にアピールするようなことはほとんどありません
そのため、目に見えて具合が悪そうとわかったときには、すでに手遅れになってしまっていることもあります。

特に食欲がなくなる呼吸が乱れるなどの症状が現れると、急速に体力が低下する恐れがあります。
飼い主は毎日の健康チェックでハリネズミの不調にいち早く気づいてあげましょう。

治療法が確立していない病気が多い

ハリネズミはまだペットとして飼われたのが最近のため、専門医も少なく治療法が確立されていない病気がたくさんあります。
医療が進み、ハリネズミについて今よりも広くさまざまなことが知られるようになれば、助かる命も増えて平均寿命も延びるかもしれません。

ハリ博士

ハリネズミは4年生きれば大往生なんじゃよ!

キッドくん

適切な飼育環境ときめ細やかなケアがあると、長生きにつながるんだよ♪

ハリネズミの命について


ハリネズミは他のペットに比べたら短命かもしれません。
しかし命の重み、大切さは生きる長さではかれるものではありません。

ハリネズミと一緒にいられる限られた時間を大切にして、精一杯の愛情を注いで育てることが飼い主の努めだと、わたしは思います。

飼い主が適切な飼育環境を整え、病気など体調の変化にいち早く気づいてケアしてあげることがハリネズミの長生きの秘訣となります。

ハリネズミが長生きするために飼い主ができる10のこと

ハリネズミがどんな動物か知

ハリネズミを飼うには、まずハリネズミについて正しい知識を身に着けなければなりません。
生活リズム活動範囲適切な飼育環境など、ハリネズミの知識は飼う前からしっかり勉強しておきましょう。
ハリネズミの基本知識については、以下のまとめ記事をご覧ください⇩

飼っているハリネズミの個性を理解する

ハリネズミは個体差が大きい動物です。
エサの好み苦手なもの運動量なども個体によっては差が生じます。
飼っているハリネズミの嗜好や性格を把握し、ストレスを与えないよう配慮しましょう。

適切な飼育環境を整え

ハリネズミの生活基盤となるケージや寝床、運動スペースや排せつ場所など、ハリネズミの住環境を整えてあげることも飼い主の努めです。
夜行性のハリネズミに合わせて、照明温度管理など生活環境も整えてあげましょう。
ハリネズミの飼育環境についてはこちらの記事に必要なことがまとまっています⇩

適切な食事を与え

与える食事の量回数種類硬さはハリネズミによって異なります。
飼い主はハリネズミの年齢や体調に合わせて適切な餌や水分を与えてあげる必要があります。
ハリネズミの食事についてはこちらの記事を参考にしてみてください⇩

温度、湿度には気を配ろう

ハリネズミは温度や湿度の変化に敏感です。
ケージ内には温湿度計を設置し、温度管理を徹底しましょう。
ハリネズミの温度・湿度管理についてはこちらの記事をご覧ください↓

適切な体格、体重管理を心がける

ハリネズミには適正体重があります。
個体差もあるのであくまで目安ですが、肥満や低体重は病気の原因となる恐れがあります。
飼い主が餌の量運動量を調整するなど適宜管理をしてあげましょう。

運動の機会を与え

ハリネズミは一晩で多いときには3~5km近く歩くとされています。
運動不足は肥満やストレスを招くため、ハリネズミが体を動かす環境を整えてあげることが大切です。
ハリネズミの運動の必需品である回し車についてはこちらの記事をご覧ください⇩

毎日の健康チェックを習慣化する

ハリネズミの体調の変化にいち早く気づけるのは飼い主だけです。
ハリネズミは自分から不調をあまり訴えない動物のため、毎日体調を確認して食欲や便の様子、身体の状態などをくまなくチェックしてあげましょう。
ハリネズミの健康管理の仕方はこちらの記事をご覧ください⇩

ストレスレスな生活を心がけ

ハリネズミにとって過度なストレスは、心身の不調を招く原因となります。
騒音や光などの生活環境飼い主とのコミュニケーションなど、ストレスを極力与えないよう配慮することを心がけます。

かかりつけ医を決め

飼っているハリネズミに不調が見られたら、速やかに動物病院を受診しましょう。
受診の際に気をつけたいのが、ハリネズミを専門に診れる病院かどうかということです。
ハリネズミはペットとして飼育されるようになってまだ日が浅いため、専門に診られない病院もまだたくさんあります。

ハリネズミに万が一のことがあった場合、診てくれる病院がないということはあってはなりません。
そのため、健康なうちからかかりつけ医を探しておき、何かあったらすぐに受信できる体制を整えておきましょう。
ハリネズミの病気についてはこちらの記事にまとめてあります⇩

おわりに


ハリネズミは元々の個体差も大きく、寿命にも幅があります。
どんなに愛情を注いで大切に育てても、お別れのときはいつかきてしまうのです。

それでも飼っているハリネズミが寿命を全うするそのときまで、飼い主はできる限りのお世話と目いっぱいの愛情を注いで育ててあげてくださいね。

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