ハリネズミの病気

ハリネズミの血尿|原因やオス・メスの症状の違いを実例で紹介

キッドくん
キッドくん
おで血尿が出ちゃった……
ハリ博士
ハリ博士
ハリネズミの血尿にはさまざまな原因があるのじゃ!
キッドくん
キッドくん
原因究明のためにも、尿を採取しておくと役立つよ!

・このページでは……

☆ハリネズミの血尿の原因
☆ハリネズミの血尿の治療法
☆キッドくんの血尿体験談
がわかります!

キッドくんの血尿エピソード

キッドくん
キッドくん
この記事はおでのおしっこの写真が出てくるから、苦手な人は注意してね!

キッドくんの血尿はちょっといつもより尿が濃いかな?という疑惑から始まりました。
ペットシーツにつくおしっこが、いつもは黄色いはずなのに少しオレンジがかった色に。

おしっこ我慢して濃くなっちゃったのかな?と思いつつ、食欲もあり元気だったのでその日は様子を見ることに。

しかし数日濃いめのおしっこが続き、ついに黒っぽいおしっこがトイレのウッドチップに付着。
その日の夜のおしっこを採取して、次の日動物病院を受診しました。


そのときのおしっこがこちら↑

結論からいうと、キッドくんは尿石症でした。
詳しい診断方法や治療法は後述します。

ハリネズミの血尿の原因

ハリネズミが血尿を出すのは、いくつかの原因が考えられます。

オスかメスかによっても考えられる選択肢や優先度が変わってくるため、血尿が出たら速やかに動物病院を受診しましょう。

膀胱炎


膀胱が細菌感染を起こすとなる病気です。
結石や不衛生な環境などが病気を引き起こす要因となります。

水分摂取量が少なかったり、おしっこをためすぎていたりしてもなりやすくなるため、飼い主は日ごろから水を飲んだ量や排尿の頻度をチェックしておきましょう。

尿石症

尿路(腎臓や尿管、尿道など)に結石ができてしまう病気です。

栄養バランスが悪かったり、ミネラルの過剰摂取だったり要因はさまざまですが、
生まれつき結石ができやすい体質の子もいるため、原因ははっきりしていません。

慢性腎不全

主にシニアのハリネズミがかかりやすいといわれる病気です。
水をたくさん飲む、むくむ、食欲不振などの症状が併発される場合があります。

メスの生殖器の疾患

メスが血尿を出したときにまず疑われるのが、子宮系の疾患です。
年齢が進むにつれて子宮系の病気は増えていき、子宮がんなどの腫瘍が多く見られます。

オスの生殖器の疾患

オスはメスに比べて生殖器の疾患はほとんどありません

しかし中には床材やトイレ砂が陰茎に付着し炎症を起こす場合もあるため、ハリネズミが陰茎を気にする様子を見せていたら注意が必要です。

血尿の治療法

ここに紹介しているのはあくまで一例です。
ハリネズミの症状によって治療方法は異なるため、動物病院のドクターとよく相談して治療を進めましょう。

膀胱炎の場合


膀胱炎は投薬治療が基本となります。
まずは尿検査をして診断を受け、抗生剤や利尿剤を服用します。
薬の服用が難しい場合は点滴治療も有効です。

尿石症の場合

尿検査のほかに、レントゲンの撮影や超音波検査を行って診断をします。
結石が見つかったら結石を排出しやすくするために点滴や投薬を行います。

結石が大きい場合は手術も考えられますが、取り除くのが難しいためあまりおすすめできません。

慢性腎不全の場合

慢性腎不全は完治が難しいため、病気と共生していく方法が一般的です。
投薬や点滴、強制給餌などの支持療法を行います。

メスの生殖器の疾患の場合

子宮がんなどの腫瘍の場合は、レントゲンや超音波、血液検査や細胞の組織検査を用いて診断します。

薬や点滴で支持療法を行う場合と摘出手術を行う場合があり、病状や年齢によって治療法は異なります。

オスの生殖器の疾患の場合

オスの場合は生殖器の視診、触診を行います。
麻酔をかけた状態で陰茎を露出させ、傷や炎症がないかをチェックします。
投薬や塗り薬など、状態によって治療法を選択します。




キッドくんの血尿の原因が判明するまで

キッドくんが血尿で動物病院を受診したときは、まず採尿してそれを持参しました。
お弁当などに入っているタレビンが密閉性もよくとても便利でした。

見た目はちょっと濃いおしっこといった感じでしたが、尿検査をしたらばっちり潜血が
キッドくんはオスのため、まず疑わしきは膀胱炎ということで投薬治療を開始しました。

幸いキッドくんは食欲もあり運動もよくする、血尿以外は健康体のため様子見。
2週間後、再尿検査を行ったところ炎症の値は下がっているものの潜血は変わらず。

元気があったため、もう2週間投薬で様子を見て、治らなかったら詳しい検査をすることになりました。

さらに2週間後、尿検査ではやはり潜血が認められたため検査をすることに。

疑わしきは「尿石症」か「生殖器の疾患」ということで、麻酔をかけてレントゲン、超音波、血液検査、視診、触診のフルコースを行いました。

キッドくんは尿石症


レントゲンを見ればわかる通り、左右にひとつずつ結石が見つかりました。
もともと結石ができやすい子もいるため、原因ははっきりせず。

治療法としてはおしっこで自然に流れ出てくれるのを待つのみで、共生していくしかないんだそう。

手術は負担も大きく、石が小さすぎて取り除けない場合も多いためなしとのこと。
投薬もあと2週間続けて、貧血が少ないようなら打ち切って様子見という結果になりました。

キッドくんの血液検査結果

若干の貧血はありますが、食事と水分がきちんととれていて元気そうであれば大丈夫とのことでした。

若干貧血に関わる値が低いですが心配ないとのこと
ちなみに、生殖器の疾患のほうですが……

キッドくん
キッドくん
おでのおちんちんの写真が出てくるから、見たくない人はブラウザバックしてね!恥ずかしいよ!

 


このように傷一つないきれいなおちんちんでした!よかった!

現在もキッドくんの血尿は続いていますが、投薬継続も体に負担がかかるため、投薬をやめて様子をみているところです。

ハリネズミの血尿の原因はさまざまです。
もし飼っているハリネズミの血尿を見つけたら、慌てずに採尿をし、すぐに動物病院を受診するようにしましょう。