ケージはハリネズミになくてはならない飼育グッズのひとつなのじゃ!
ケージはハリネズミのおうちになるわけだから、過ごしやすい環境を整えてあげたいよね♪
大きさやデザイン、材質にコストと選ぶポイントはたくさんあるのじゃ!
それぞれのメリット・デメリットを踏まえて検討してみてね!
ちなみにおでのおうちはガラスケースだよ♪
ケージの大きさとデザイン・レイアウトの注意点
底面積60cm×90cm以上
高さ35~40cm以上
ハリネズミのケージは一般的に、底面積が60cm×90cm以上必要とされていますが、実際に販売されているケージはこれより小さいサイズのものが多くあります。
ケージを購入する際は、最低限の底面積が確保されているかを確認しましょう。
ケージの高さはハリネズミが後ろ足で立ち上がったときに頭がつかない高さを目安として、35~40cmはあるのが望ましいです。
また、ハリネズミは飼い主が思っている以上の身体能力を発揮することもあるため、脱走やケガの対策もしなければなりません。
ケージのデザインはできれば屋根付きで、側面もよじ登りづらいものを選ぶようにしましょう。
四隅のいずれかに寝床とトイレを設置
餌場とトイレは離す
回し車は設置方法を確認しておく
寝床やトイレ、餌皿や回し車については詳しくまとめている記事があるのでぜひ参考にしてみるのじゃ!
おすすめのケージの種類と特徴
アクリルケージ
おすすめ度:
見やすくて使い勝手がいいよ!
ただセットだと高いから飼い主さんのお財布が苦しそう……。
価格 20,000円前後
※飼育品一括セットだと55,000~70,000円前後
引き戸がありトイレや床材交換などのお世話が楽ちんです。
給水ボトルや暖房器具が取りつけやすいのもうれしいポイント。
ガラス製と同じく透明で中が見やすいですが、ガラスより軽いため持ち運びや丸洗いがしやすいのも特徴です。
ただし、擦ったりすると傷がつきやすいため、お手入れの際は気をつける必要があります。
ケージ単体ならジェックスさんのアクリルルーム510Lowがおすすめです。
ハリネズミの飼育グッズをまとめて揃えたいという人には、ケージと飼育グッズがセットになっているものを選んでもいいですね。
アクリルケージは少々値が張るため、お財布と相談が必要です。
また、フルセットはまとめて揃えられるためお得ですが、セット内容が決まっているので自分好みにケージをカスタマイズしたい飼い主さんには不向きとなります。
透明で中が見やすい
掃除しやすい扉構造
保温性が高い
割れにくくて丈夫
給水ボトルや暖房器具を設置しやすい
コストがほかよりかかる
やや重たい
通気性があまりよくない
傷つきやすい
ガラスケース
おすすめ度:
おでが使っているケージだよ!
重いのだけが難点なんだぁ~。。
価格 10,000~20,000円前後
価格は少し高いですが、長く使えるケージです。
登ったり脱走したりする危険性がほぼないので安全なのも高ポイント。
ただし、とにかくガラス製なので重たいです。
掃除のために丸洗いしようと、ケージをお風呂場に運ぼうなんてときはかなりの重労働……。そこだけが難点です。
通気性もやや悪いため、夏場は熱中症対策に配慮しましょう。
おすすめは三晃商会さんのパンテオンシリーズです。
キッドくんはWH9045を使用していますが、これは大きすぎるのでWH6045でちょうどいいと思います。
保温性が高い
ガラス製なのでよじ登れない
透明で中が見やすい
丈夫でシンプルなデザイン
ケーブルを通す穴がある
暖房器具の設置が簡単
鍵がついているので脱走対策◎
コストがややかかる
重いので持ち運びが大変
組み立てるのに少し時間がかかる
通気性があまりよくない
万が一割れたときは危険
給水ボトルが設置不可
シャトルケージ
おすすめ度:
ハリ飼い初心者さんにおすすめだよ♪
ただし防寒・落下予防対策はしっかりね!
価格 7,000~10,000円前後
最もポピュラーなケージです。ペットショップやネット通販でも入手しやすく使い勝手がいいのもポイント。
金網の幅が広いもの(3cm以上)は隙間から脱走の恐れがあるので気をつけましょう。
シャトルケージならおすすめは三晃商会さんのシャトルマルチシリーズです。
C202だと回し車がぴったり設置できますが、サイズにゆとりを持ちたい場合はC203がおすすめです。
ただし、天井と側面が金網のため密閉性と保温性が低いので、防寒対策に気を配る必要があります。
防寒対策用に専用のケージカバーが別売りで販売されているので、寒くなる前に購入を検討しましょう。
コストが比較的安価
扉が大きく飼育用品の出し入れがしやすい
通気性がよく熱がこもりにくい
組み立ての必要なし
軽いので持ち運びや丸洗いができる
給水ボトルを設置しやすい
下部分がやや見づらい
金網に登ると怪我や転落の恐れがある
保温性が低く防寒対策が必要
暖房器具の設置がやや困難
脱走防止対策が必要
木製ケージ
おすすめ度:
手作りもできるからDIY好きさんにもおすすめだよ♪
でもアレルギーと汚れには気をつけよう!
価格 25,000~35,000円
ナチュラルな雰囲気でデザイン性に富んでいます。
オーダーメイドや手作りもできるため、オリジナルのケージが欲しい人はおすすめ。
手作りになると手間はかかりますが、コストが抑えられます。
ただ木の種類によってはハリネズミがアレルギーを発症する恐れがあるため注意が必要。
アレルギーが起こりやすい針葉樹を使ったケージは控えましょう。使用されている木材のチェックは必須です。
木製ケージは木の部分が洗えないため、汚れてしまったときの掃除は手間がかかることを覚えておきましょう。
木製ケージのおすすめははりねずみんみん共和国さんのアクリルウッドケージです。
手作りやオーダーメイドができる
おしゃれでデザイン性に優れている
怪我や脱走の心配が少ない
コストが高い
木材によりアレルギーを起こしやすい
木製部分は洗えない
汚れるとお手入れがやや大変
手作りの場合は設計や組み立てが手間
プラスチックケース
おすすめ度:
(専用ケースなら)
とにかく安く買いたいならコレだよ!
でも耐久性やふたの作りに懸念あり……。
価格 1,500~9,000円
プラケースを検討する場合は専用ケースを買うのがおすすめです。
コストはかかりますが、耐久性や保温性など総合的に考えると三晃商会さんのルーミィ60がデメリットをカバーできます。
とにかくケージ代を安価に抑えたい人はサイズの合う虫かごなどで代用できますが、継続した飼育にはデメリットが多いため予備ケージもしくは本飼育用ケージを購入するまでの代用品としての使用に留めておくほうがよいでしょう。
プラスチックケースは丈夫さや保温性、通気性が他のケージと比べて劣るほか、ふたの構造など使い勝手も決してよいものとは言えません。
コストが安い
軽くて丸洗いできる
種類が豊富
ふたの開閉音がうるさい
傷つきやすい
見た目があまりよくない
保温性や通気性が悪い
衣装ケース
おすすめ度:
場しのぎのためならありだけど、ずっと使うのはおすすめできないよ!
価格 700~2,000円
とにかく安くてどこでも手に入るため、突然ハリネズミを飼うことになった、ケージが届くまでの代用品としてなど、一時的に使用するなら大変便利です。
ただ使い続けるにはデメリットが多いです。通気性や保温性もあまりよくないため、穴を開けるなどの加工も必要になります。
また、熱に弱いため暖房器具の設置の際も注意しましょう。
ケースの上扉を自分で開けて脱走してしまう恐れもあるため、脱走対策も必須となります。
さらに、石油化学製品はまれにアレルギーを発症する恐れがあるため、使用するときはハリネズミの様子をよく観察してあげてください。
コストが安い
入手がしやすい
丸洗いできてお手入れが楽
通気性が悪い
熱に弱い
ケースの高さが低い
脱走対策が必要
通気口など加工が必要
まれにアレルギーを発症する恐れがある
手作り&オーダーメイドケージ
おすすめ度:
素材やデザインにこだわりたい人はおすすめだよ!
ハリ飼い初心者さんには少し難易度が高いかも。。
価格 値段は素材や業者さんによりけり
飼っているハリネズミの特徴、特性、性格をよく理解し、その子のためによりよい住まいを提供してあげたいと思ったときにおすすめなのが手作りやオーダーメイドのケージです。
階層や扉、材質、デザインなどすべて自分好みに設計できるのが最大の魅力。
ただ飼ったばかりでオーダーメイドにしてしまうと、後々不便な点やその子に合わない点などがでてくる恐れがあります。
そのため、ある程度飼育や生活に慣れてから設計することをおすすめします。
手作りケージやオーダーメイドのケージはこだわればこだわるほどコストがかかるため、お財布と相談が必要です。
また業者によって納期や仕上がりが大きく異なるため、依頼を検討する時は業者をいくつかピックアップして選びましょう。
見た目がおしゃれ
自分好みの設計が可能
機能性に優れ、パーツをカスタマイズできる
こだわるほどコストが高くなる
依頼元によって完成品の出来に差が生じる
オーダーしてから届くまでに時間がかかる
おわりに
どのケージにもメリット、デメリットがあり、このケージが100%いいというものはありません。
機能性やデザインを考慮し、ハリネズミにとって居心地のよいケージを選ぶようにしましょう!
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