☆熱中症の原因
☆熱中症の予防策
☆熱中症の症状
☆熱中症の応急処置法
がわかります!
夏に気をつけたい熱中症
熱中症と聞くと人間の病気のように思えますが、実はハリネズミも熱中症にかかります。
ハリネズミは人間のように汗をかけないので、暑いときは体を広げて体熱を逃がすなどの体温調節をしています。
では、一体どのようなときに熱中症になってしまうのでしょうか?
熱中症の原因
ケージ内の温度や湿度が上がり、体に熱がこもり体温が上がるため。
※太っている、幼い、高齢の個体は特に注意が必要です。
熱中症にならない環境作り

・エアコンや除湿などで徹底した温度管理をする
・直射日光が当たる場所にケージを置かない
・空気がこもらないよう、ケージの通気性をよくする
ハリネズミに適した温度や湿度の目安を知りたい人はコチラ↓

熱中症の症状
・ぐったりして元気がない
・丸まって動かない
・呼吸が荒い
・口を開けている
・よだれや泡を吹いている
・耳など体が赤くなっている
・体が熱い
・痙攣を起こしている
熱中症になってしまったら
症状に気づいたら速やかに応急手当→病院へ!
体を冷やす
①涼しい場所に移動させる
②濡れタオルなどをビニール袋に入れ、体を包んで少しずつ冷やす
慌てて体を急激に冷やすのはハリネズミに大きな負担をかけてしまうので絶対にNG!
わきの下や鼠蹊部を中心にゆっくり冷やしてあげましょう。
ハリネズミの体温を意識し、冷やしすぎないよう気をつけます。
水分補給する
ぬるま湯にポカリやはちみつを薄めたものを与えます。
自分で水を飲めない子に無理に水分を与えると誤嚥につながる恐れがあり危険です。
その場合はシリンジなどで口を湿らす程度に与えましょう。
速やかに病院へ
応急処置で症状が改善されればしばらく様子を見てもよいですが、念のため病院を受診したほうが安心です。
熱中症以外の病気の可能性もあるため、症状が現れてからなるべく早く動物病院の受診をおすすめします。
熱中症は飼い主が気をつければ防げる病気です。
温度設定など環境づくりに配慮し、万が一熱中症になった場合は適切な処置をしてあげましょう。